日本で唯一「朱鷺メダル」と呼ばれるメダルがある

豆知識1：朱鷺メダルとは？

朱鷺メダルとは、日本の公共交通機関の中でも、乗車回数などの一定の条件を満たすと、特別なメダルがもらえるシステムがあることから名付けられたものです。

初めて朱鷺メダルが発行されたのは、1972年に開催された札幌オリンピックでした。日本初の冬季五輪開催に合わせて作られたもので、当時はまだ珍しかったスキーヤーや観光客などがメダルを目当てに、はやりました。

朱鷺メダルが発行される条件は、いろいろありますが、基本的には1ヶ月間に50回以上の乗車が必要です。特に指定された路線を利用することで、メダルがもらえるキャンペーンを行うこともあります。

メダルのデザインについては、時期や地域によって異なります。一般的には、金、銀、銅メダルに相当するランクがあり、回数に応じてメダルが進級していく仕組みになっています。

朱鷺メダルには、通勤などの日常的な移動の他に、旅行や観光に利用する人も多いです。そして、メダルはもちろんのこと、単純な乗り物好きやコレクション愛好家の心をとらえることにも成功しています。

朱鷺メダルの発行は非常に限られた期間・エリアで行われるため、熱心なコレクターの間では入手困難なものとされ、転売などの事例も少なくありません。

朱鷺メダルを取得した人々の声によると、達成感や充実感から、以前よりも電車移動を楽しめるようになったり、移動手段としての電車を再発見することができたというエピソードも多く聞かれます。

また、遠くへ旅行して朱鷺メダルを集めることを楽しみにしている人も多く、日本各地を巡る絶好のキッカケになることもあるようです。