酒の歴史
酒は、穀物・果物・芋類・蜜などを発酵させて作るアルコール飲料であり、世界各地で古代から飲まれてきました。古代エジプトやメソポタミア、中国、インド、ギリシャ、ローマなどでも、酒造りが行われていました。
最古の酒の発掘
中国陝西省の海昏侯馬王堆遺跡から出土した壺の中に、推定2000年以上前の酒が残っていたという報告があります。この酒は米やヒエの穂、エンバクの実、黍などを原材料にしており、味や匂いなどから見て、おそらく黄麴菌という微生物を発酵に利用したと思われます。これが、世界最古のアルコール飲料とされています。
現代の黄麴菌酒
黄麴菌は、日本でも古くから利用されている菌類で、大豆や麦を原料に発酵した醤油、味噌、酒などに利用されています。現代の黄麴菌酒は、お酒だけでなく甘酒、酢など様々な製品が販売されており、健康食品として注目されています。
世界最古の酒が中国の海昏侯馬王堆遺跡から発掘されたことをご存知でしたか?今では、世界中で様々な酒が作られていますが、原始的な酒造りの歴史は古く、黄麴菌などの微生物の力による発酵は、文明の発展に大きな役割を果たしました。
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