世界で最も小さい国家「バチカン市国」についての豆知識

バチカン市国の概要

バチカン市国は、面積がわずか44ヘクタールの最小の独立国家であり、ローマ市内に位置しています。国家の統治は、教皇庁が行っています。この国家は、1534年に設立され、1929年にイタリアとの間でラテラノ条約が締結されたことにより現在の形になりました。

バチカン市国には、約800人の常住民が住んでいます。彼らは、約450人が聖職者や修道士、130人がスイス人の警官で構成されています。その他は、行政職員、美術家、学者、宮殿の警備員など、様々な職業に従事しています。

バチカン市国は、ローマの中心部に位置するため、年間約600万人もの観光客が訪れます。特に有名な観光スポットとしては、システィーナ礼拝堂の天井画や、聖ペテロ大聖堂があります。

バチカン市国の通貨は、ユーロです。以前は、独自の通貨「バチカン・リラ」を発行していましたが、2002年に導入されたユーロに切り替えられました。

バチカン市国の公用語は、イタリア語とラテン語です。教皇庁内では、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語も使用されます。

バチカン市国では、教皇庁内の食堂や宮殿で、イタリアの郷土料理が提供されています。また、カフェ・バチカンというカフェでは、パニーノやカプチーノなどが人気です。