江戸時代には治水の役割もあった
江戸時代、東京都中央区の日本橋は、江戸城から各地へと伸びる交通の要所であり、また、隅田川から流れる多摩川、荒川等の治水も担っていました。
武家の方言が由来?
その名前の由来については、いくつかの説があるようですが、代表的な説としては、武家の方言に由来するものがあります。
「ちょん」を「ちょい」と言う、関東弁の一種で、この方言によると、物事を端的に言えば「チョイチョイッと済ますことは出来んで、ものどもしいことは出来るだけちゃんとせないと、命取りになることが多い」といいます。
この言葉から、治水や交通の要所としての「国の大事な任務をチョイとも未練を残すことなくこなしていくことが、大切」という意味が込められ、「日本橋」という名前になったといわれています。
他にも説がある
他にも、京都の御所の東にある「日本橋」に由来する、江戸時代の川岸に設置されていた「橋詰め」という名称から来る、などという説もあるようですが、いずれにしても、歴史ある日本橋の名前には、深い意味が込められていることがわかります。
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