世界一長い生物、細長いリボンワーム

リボンワームとは

リボンワームは、海に棲む生物の一種で、寄生生物や捕食生物として様々な種類が存在します。その名の通り、長さがリボンのように細長く、海底や砂浜に生息しています。

世界一長いリボンワーム

世界一長いリボンワームは、日本の近海に生息する「オトヒメヒョウモンウミウシ」という種類です。身体は直径わずか5mm程度で、極端に細長く伸びます。全長は3m程度で、細かい突起が上下方向に並んだリボンのような姿をしています。

オトヒメヒョウモンウミウシの生態

オトヒメヒョウモンウミウシは、海底に棲む生物で、砂泥の中に住んでいます。体の表面には白っぽい繊毛が生えていて、それによって泥を掻き分けながら移動します。また、この繊毛は栄養のために吸収する微生物を捕獲するのにも役立っています。

リボンワームの驚くべき特徴

オトヒメヒョウモンウミウシは、リボンワームとしては非常に大きい種類ですが、他にも様々な種類が存在します。リボンワームの特徴として、驚くべき再生能力があります。身体を切断しても、切断した部分が再生することができます。さらに、体内に生息する別の生物が、まるで共生関係のようにリボンワームの身体を利用して生息することもあるのです。