ウシガエルには踵部にスパイクがある
両生類のウシガエルには、驚くべきこだわりがあることをご存じだろうか。そのこだわりとは、踵部にあるスパイクだ。
このスパイクは、ウシガエルが水辺での移動に適した特殊な器官であることを示している。陸上よりも水中での移動が得意な両生類たちは、水の中での足取りが確実になるように、独自の進化を遂げたのだ。
スパイクの実際の役割とは
スパイクは、ウシガエルの軽快な水中移動をサポートしている他にも、2つの重要な役割を果たしている。
1つ目は、土手での進路変更がしやすくなるように踵部の把握を容易にすること。
2つ目は、鮮烈な警告行動をとる際の武器として使うこと。スパイクで敵を威嚇し、威嚇が足りない場合はアカンサス(棘)状の腹部皮膚を反転させ、撃退することもあるそうだ。
まとめ
ウシガエルは、水辺での生活に適応した進化を遂げた両生類の一つだ。そして、スパイクを利用した優れた水中移動に加え、土手での進路変更や敵に対する威嚇にも利用されることが分かった。意外な動物のこだわりについて、今回は少しお話しできてよかった。
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