メテオライトの正体とは?

メテオライトとは

メテオライトとは、空から降ってきた「隕石」のことです。太陽系の天体が宇宙空間で衝突、爆発などを起こし、散らばった隕石が地球の大気圏に突入して燃え尽きたり、地球上に落下したものです。

地球に落下するメテオライト

地球に落下するメテオライトは、年間約50万〜1,000万個とも言われています。このうち、研究のために回収されたものはごくわずかで、その多くは発見されてもそのままになっています。

メテオライトで発見される新しい鉱物

メテオライトは、地球上には存在しない鉱物が含まれていることがあります。例えば、2017年にはアルゼンチンで発見されたメテオライトのなかに「カボーチャイト」という新しい鉱物が含まれていることが判明しました。また、インドで発見されたメテオライトからは、世界中で初めてとなる「モスコビッチ石」という鉱物が発見されました。メテオライトからの新発見は、地球上の鉱物学や宇宙物理学の研究に大きな貢献をしています。

メテオライトの由来や起源によって分類される

メテオライトは、大きく分けて3つのカテゴリに分類されます。石質隕石、鉄質隕石、そして石鉄質隕石です。それぞれ、異なる由来や起源を持つメテオライトで、地球上での分布も異なります。石質隕石は、最も多く発見されるタイプで、珪酸岩や鉱物からなっています。一方、鉄質隕石は、鉄とニッケルからなる合金で構成され、外観は金属のように光ります。そして、石鉄質隕石は、石質隕石と鉄質隕石の中間的な特徴を持ちます。

まとめ

メテオライトは、地球が宇宙空間で衝突や爆発などを起こすと、散らばった隕石が地球に落下することで発生します。研究のために回収されたもの以外に、発見されたメテオライトの多くはそのままになっていると言われています。また、地球上に存在しない新しい鉱物が含まれていることもあり、地球上の鉱物学や宇宙物理学の研究に貢献しています。


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