「七輪」の豆知識

起源と歴史

「七輪」とは、炭を燃やして料理をするための調理器具のことです。日本では古くから家庭や公共の場で利用されてきました。

「七輪」の起源は、古代中国の火鉢にあります。火鉢は、炭を使って室内を温めるために考案されました。日本には奈良時代に火鉢が伝わり、平安時代から「七輪」として日本独自の形に変化しました。

江戸時代には、茶道具としても使用され、茶室には必須の装置となりました。現在でも、茶道の世界で使用されています。

種類と使い方

「七輪」には様々な種類があります。代表的なものは、土鍋型や円型のものです。

「七輪」の使い方は、まず炭で火をおこします。炭は、人工木炭や天然木炭がありますが、天然木炭の方が風味が良く、火力も強いです。火が十分に燃えたら、調理したい食材を乗せます。具材によっては、あらかじめ紙や新聞紙で包んでから乗せることで、調理を効率的に行えます。また、温度調整は、炭の量を増減することで行います。

おしゃれな使い方

最近では、「七輪」を用いたBBQなどが流行していますが、実は「七輪」はおしゃれなインテリアとしても利用されています。日本の古民家風の内装や、和のテイストが大切な和食レストランなどで、部屋の中央に「七輪」が置かれている光景が見られます。また、小型であればアウトドアでの持ち運びも可能です。