世界最大の砂嵐はオーストラリアで起こった！

現象の概要

オーストラリアの南東部で起こった、世界最大の砂嵐についてご存知でしょうか？2018年11月、ビクトリア州メルボルンにおいて、高さ500m以上、長さ200km以上に及ぶ砂嵐が発生し、オーストラリア史上最大級の砂嵐となりました。激しい風により街は黄色く染まり、視界もほとんど失われたそうです。

このような大規模な砂嵐が起こる原因は、アフリカにあるサハラ砂漠から風が吹き上がり、オーストラリアの上空まで届くことがあります。その結果、オーストラリアではサハラ砂漠由来の砂嵐が発生することがあります。また、乾燥しているオーストラリアの内陸地域で土砂が風に運ばれて砂嵐が起こることもあります。

砂嵐が起こると、PM2.5などの微小粒子が空気中に舞い上がり、健康への悪影響が懸念されます。また、交通機関や事業所の運営にも影響が出ることがあります。オーストラリアではこの砂嵐により、飛行機の欠航や交通機関の乱れが発生したほか、通信やインターネットの回線障害も発生したそうです。

以上、オーストラリアで起こった世界最大の砂嵐についての豆知識でした。環境や人の健康にも影響を与える砂嵐には、今後も注目が必要です。