日本の国鳥、キジについて

キジの特徴

キジは、日本の国鳥であり、飛べる距離が短いことから、林床で生活することが多い鳥です。雌雄で羽の色が異なり、雄は赤褐色で、顔の周りに黒い羽毛があり、目の周りには赤い肉質があります。雌は褐色で、目の周りには黄色い肉質があります。

キジは、草食性で、昆虫や果実、種子、根菜などを食べます。春から夏にかけては、葉っぱや若い草を摂取することが多く、秋には、実を取ることが多いです。

また、キジは冬になると、集団で遊雪地帯に移動し、餌を探すことが多いです。そのため、雪が積もっていても、生き残ることができるのです。

キジは昔から食用として狩猟されてきましたが、近年は、繁殖の失敗や乱獲によって、個体数が激減しています。そのため、キジは狩猟対象から外され、保護の対象とされることになりました。

キジが生息する自然環境を守るために、森林保全・再生や、適切な放鳥、空中活動の制限などが行われています。