水中の酸素量と魚のなえについて
よく、「魚は水中でなえない」と言われますが、本当でしょうか?実は、魚も生物ですので、水中の酸素量が不足していると、息が詰まってしまい、なえることがあります。
ただし、陸上の哺乳類と比べると、魚は鰓(えら)という器官で水中の酸素を取り込み、二酸化炭素を排出することができます。また、魚の筋肉は、速筋と遅筋という種類があるため、短時間の激しい運動にも耐えることができます。
魚類が生存するために必要な水中の酸素量
魚類が生存するためには、水中の酸素量が一定基準以上必要です。たとえば、淡水魚であれば、水中には最低でも1mg/L以上の酸素がなければ生きていけません。また、海水魚であれば、水中には最低でも4mg/L以上の酸素が必要です。
しかし、水中の酸素量は季節や天候によって変動します。夏の暑い日や、長時間の雨などで、酸素量が低下することがあります。そのため、飼育する魚類がどのような水質環境を好むかを知り、水槽の管理には細心の注意が必要です。
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