豆知識
世界初のコンピュータウイルスは、1986年にパキスタンで開発された「Brain」ウイルスです。実際に大きな被害をもたらしたわけではありませんが、その後の多くのウイルスの先駆けとなりました。
詳細
パキスタンのラホールにある2人の兄弟、バシット・ファラディとアミン・ファラディによって開発された「Brain」ウイルスは、当時主流だった5.25インチのフロッピーディスクを介して広がりました。このウイルスは、フロッピーディスクのブートセクタに感染し、ディスクの容量を制限し、所有者が独自に作成したプログラムを破壊するという悪質な機能を持っていました。
良心的な目的で開発されたBrainウイルスは、コピーされたソフトウェアの流通を制限するために使用されました。しかし、その後の多くのウイルスの開発者たちは、個人情報や機密情報を狙ってウイルスを開発するようになりました。
今日では、世界中で毎年数百万件のコンピュータウイルスが報告されており、それらのウイルスによって引き起こされる被害は非常に深刻です。セキュリティの重要性がより高まっている現在、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠となっています。
出典:history.com
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