世界最大の稲妻は約190kmの長さだった！

稲妻の成り立ち

稲妻は、雲の上層で発生した氷粒子や水滴が、空気の中を移動する中で静電気を帯びることによって発生します。この静電気が、雲と大地の間に強い電場を形成し、放電現象が発生することで稲妻が起きます。

世界最大の稲妻は、2007年6月に米国テキサス州で記録されました。その長さは、なんと約190kmにもなります。この稲妻は、強い雷雨から発生し、地上での触媒反応によってオゾンを生成する現象も起こりました。

稲妻によって生じる雷鳴は、一部の動物に対しては大きなストレスとなる場合があります。また、集団で生息する動物においては、その音によって溝や洞窟などへの逃げ道を確保するためのアラートとなることがあります。

一方で、稲妻によるオゾンの生成は、地球上においてオゾン層を形成することにつながります。オゾン層は、太陽からの紫外線を大幅に減少させるため、地球の生命にとって非常に重要な存在です。