日本で唯一野球用品の製造を専門とする町「大阪府富田林市」

富田林市とは

大阪府南部に位置する富田林市は、人口約78,000人の小さなまちです。昔から「金魚のふるさと」「焼物のまち」として知られていましたが、今では野球用品の製造が盛んに行われています。

富田林市には、メジャーリーグのボール製造でも有名な「三澤球技株式会社」をはじめ、多くの野球用品メーカーが集積しています。実は、日本国内で製造されている野球用品の約8割が、この富田林市で製造されていると言われています。

三澤球技株式会社は、創業以来90年以上にわたり、世界のトップ選手からも絶大な信頼を得ている野球用品メーカーです。また、大リーグ公式戦で使われる球も製造しています。球技用品の製造においては、世界的なトップクラスの技術力を誇っています。

富田林市には野球用品だけでなく、様々なスポーツ用品の製造が行われています。例えば、新聞紙や書籍の読み込み作業用の「覗き窓リング」や、全国の野球部で愛用されている「イーグルスクロー」などが製造されています。

富田林市には、野球用品メーカーの工場見学ができる施設もあります。また、市内には歴史的な観光スポットもたくさんあり、町並みや風景を楽しむことができます。近年は「野球のまち」としても観光客が増えています。