“世界最古の農業”として知られるのは水稲栽培

水稲栽培の起源

水稲栽培は、中国の長江流域や黄河流域で約7,000年前に始まったとされています。当時は、野生のイネを集めて食料としていました。その後、イネの種を育てるようになり、さらに選抜育種を行うことで、生産性が向上していきました。

水稲栽培は、中国から東南アジアや南アジアに広がりました。日本へは、弥生時代に中国大陸から渡来した人々によって持ち込まれたとされています。日本においては、奈良時代に園城寺においてイネの栽培が始まったとされています。

水稲栽培の特徴は、水田と呼ばれる水に満たされた田地で栽培されることです。この水田には、水稲を育てるために必要な水分や栄養分を供給するとともに、害虫や雑草の発生を抑える役割もあります。また、水稲の収穫後には、水田に新たな水稲の種子を植えることで、継続的に栽培が行われることが可能です。

現在、水稲栽培は世界中で行われていますが、中国、インド、バングラデシュ、インドネシアが水稲の主要生産国となっています。日本も水稲栽培が盛んであり、日本全国において栽培されています。