植物も暑さ対策をする！？

植物は水不足に対してさまざまな対策をしている

植物は太陽光合成によって成長し、私たちの命を支える重要な存在です。しかし、私たちと同じように、植物も夏の暑さに苦しむことがあります。そんなとき、植物はどのような対策をしているのでしょうか。

植物は水不足に対してさまざまな対策をしています。まず、蒸散量を減らすことで水分を節約します。このために、葉を小さくしたり、表面積を減らすことがあります。また、葉を厚くすることで蒸散を減らし、水分を保持する効果を出します。

植物は水分を節約するだけでなく、熱対策にも工夫をしています。太陽光線を反射させることで、葉を冷やすことができます。たとえば、スズメノヤリやバラ科の植物は、葉表面に毛を生やして太陽光を反射させることで、蒸散を減らし、葉温を下げる効果を出しています。

また、一部の植物は、蒸散による冷却効果がある『気孔』を開放する時間帯を調整することで、暑さに対応しています。たとえば、サボテンが夜間に水分を吸い上げるように、気孔を開放する時間帯を遅らせることで、蒸散を減らしています。

植物も暑さに対して、水分と熱の節約対策をしています。私たちが快適に過ごすことができるのも、植物が存在するからこそ。植物は、私たちにとってなくてはならない存在であることを再認識させられました。

参考文献：
https://weathernews.jp/s/topics/201808/200124/