世界最長の川はナイル川ではない！

なぜ世界最長の川がナイル川と誤解されているのか？

多くの人が世界最長の川といえばナイル川だと思っているかもしれませんが、実はナイル川は世界最長ではありません。この誤解が生まれたのは、ナイル川が古代エジプト文明の舞台となったことや、長さが約6,650キロメートルとなかなか長いことから、ナイル川が世界最長の川だと考えられるようになったからです。

実際に世界最長の川は、南米のアマゾン川です。アマゾン川の全長は約6,992キロメートルにも及びます。しかし、アマゾン川はいくつかの支流が流れ込んでいるため、どこからがアマゾン川の起点なのかについては研究者間で意見が分かれるところです。

川には、源流、中流、下流という3つの地域があります。源流は川の発端から上流部分、中流は川の中程部分、下流は川が海や湖に流れ着く場所までの部分を指します。

また、川が曲がっている場所を「川のカーブ」といいます。川のカーブでは水流が変化するため、土砂の堆積や侵食が起こりやすく、土地の形成に影響を与える場合があります。