ピラミッドはトイレじゃなかった
古代エジプトに関する一般的な誤解の一つに、「ピラミッドはファラオのトイレだった」というものがあります。しかし、実際にはピラミッド内にはトイレは存在しませんでした。その代わり、ファラオが死後に冥界で使うための装飾品やお膳、おさそいなどが収められていました。
ミイラ作りには脳を取り除く必要がある
古代エジプトでは、貴族や王族は亡くなった後、その身体をミイラ化することが一般的でした。しかし、ミイラ化の際には身体を保存するために内臓や脳を取り除く必要がありました。脳は鼻から取り出すことができるため、ミイラ作りの際には頭部を切り取り、脳を取り除いていました。その後、身体を薬品で湿らせ、布で包んで、飾りつけを施すことによって、美しく装飾されたミイラが完成するのです。
ピラミッドには高度な数学が使われている
古代エジプトのピラミッドは、単なる積み石の積み重ねではなく、高度な数学が使われて建造されました。特に、ピラミッドの形状を正確に作るために、三角形の性質を利用した計算が行われていました。また、ほぼ完璧に正方形に近い基盤を作るために、土地を測量する際にも、高度な数学的技術が使われていました。
女性ファラオも存在した
一般的に古代エジプトのファラオは男性が務めることが多く、女性ファラオがいたというのは珍しい話だと考えられます。しかし、実際には女性ファラオも存在しました。ハトシェプスト女王やクレオパトラなどが有名ですが、彼女たちがファラオとして治めた期間は、男性ファラオが就いていた期間と比較してもかなり長いものでした。
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