蚯蚓は心臓を持たない？

豆知識1：蚯蚓は心臓を持たない

蚯蚓は陸上生物でありながら、心臓を持たないことで知られています。このため、血液の循環を担当する機能は、蠕動運動を行う血管系が担っています。

また、蚯蚓は透過性の高い体壁を持ち、皮膚呼吸によって酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出することができます。

蚯蚓は消化器官を有しており、食べた土や落ち葉などの有機物を消化して、豊富な栄養素を持つ蚯蚓の糞を排出します。この蚯蚓の糞は、土壌中の微生物の活動を促進させ、土壌を健康に保つことに役立ちます。

また、蚯蚓は絶えず土壌を移動するため、土壌の深層部に空気を送り込むことで、植物の根が生育する環境を整えることもできます。

蚯蚓は地中に生息し、多くの小型の動物たちにとって重要な食物源となっています。例えば、キツネ、ハト、カラス、カブトムシ、カメムシなどが蚯蚓を食べます。また、釣り人にとっても、蚯蚓はよく使われるルアーの一つです。