世界最古の犬種「サレキ」

豆知識1：サレキの起源

サレキは現在、エジプトで最もポピュラーな犬種の一つですが、その起源は古代エジプトにまで遡ることができます。紀元前4000年頃、バビロニア人が連れてきたと言われており、王家や貴族、または軍隊での使用が主な役割でした。

サレキの名前はアラビア語の「サラック」から派生していると言われています。

サレキは、細長い体型で、首が長く、特徴的な大きな耳を持っています。また、短い毛が密生しているため、体温の調節がしやすいとされています。

その姿勢は非常に優雅で、独特の歩き方をすることから「芸術家の犬」とも呼ばれています。

サレキは、非常に忠実で愛情深く、人懐っこい性格が特徴です。また、しつけは比較的容易で、素直で従順な性格も持っています。

サレキが広く知られるようになったのは、1920年代にアメリカへ輸出された際です。当時は、犬種保存のために若干の改良が加えられていましたが、本来のサレキと比べても、その外見や性格、能力に大きな差はありません。