世界一高い建物、ブルジュ・ハリファ

概要

ブルジュ・ハリファは、2009年に開業したアラブ首長国連邦のドバイ市にある超高層ビルであり、高さ828メートルである。当初の建設費用は15億ドルであったが、総工費にはその他の費用も含まれたため、実際の費用は50億ドル以上に上るとされている。

ブルジュ・ハリファは、日本の建築家・隈研吾がデザインを担当した。建物の形状は、伝統的なイスラム建築の形式に基づいており、外壁は鋼鉄骨造のフレームに張り合わせられたガラスと鋼板で構成されている。

建物内部は、22エレベーターが稼働し、最高速度は時速64kmに達する。また、145階には、世界最高の屋外展望台である「アト・ザ・トップ」が設置されており、ドバイ市の360度パノラマビューを楽しめる。

ブルジュ・ハリファが建設される以前は、台湾の台北101が世界一高い建物であった。しかし、ドバイは世界一を目指し、建設の計画を進めていた。しかし、世界的な金融危機により、建設が中断されかけた時期があった。

その後も建設費用を確保することに苦労したが、ドバイの王族が自己資金で支援することにより、ようやく建設が進められることとなった。

ブルジュ・ハリファは、世界一高い建物として知られている。特徴的な外観や高速エレベーター、そして360度パノラマビューを楽しめる「アト・ザ・トップ」展望台など、多くの観光客に愛されている建物である。しかし、建設費用が大幅に超過し、途中で中断する危機に直面したことも事実である。