世界で一番小さな国、バチカン市国の人口は？

バチカン市国について

バチカン市国とは、イタリアの首都ローマにある、カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇の専用領域である国家のことです。正式名称は、「教皇庁市国」または「教皇庁国家」と呼ばれています。

バチカン市国は、世界で最も小さな国家の1つであり、面積はわずか44ヘクタール（0.44平方キロメートル）です。この面積は、日本の代々木公園の約3分の1ほどの大きさです。

また、バチカン市国の人口は、2021年時点でおよそ800人程度です。この人口は、日本の田舎の小さな村程度の規模であり、国家としては非常に小さいです。

バチカン市国は、イタリアに囲まれた飛び地として存在しています。この飛び地は、教皇庁の所有する不動産地で、元はパピア山地の一部でした。1870年に、イタリア王国によってローマの一部が占領された際に、バチカン市国を創設することでローマカトリック教会の勢力範囲を保管する意図があったとされています。

バチカン市国は、ユニークな法律を持っています。例えば、バチカン市国内での喫煙は禁止されています。また、市内の交通規制には、世界で最も厳しいもののひとつがあり、市内に自家用車を持っている人は、特別な許可を得て運転しなければなりません。