世界で唯一貝の音がしない海

貝殻が作られる仕組み

貝は、貝殻という硬い殻を身体にまとって生きています。この貝殻は、カルシウムイオンや炭酸カルシウムといった無機物質が体内で生成されて、貝の身体の外側に重なり合ってできます。

貝が貝殻を作る仕組みは、非常に緻密で複雑です。貝殻は、Glycine-rich nucleating matrix(GRNM)という蛋白質が細胞外液中に分泌され、この中でコアが形成されます。そして、そのコアの周りにカルシウムイオンが集まり、貝殻が生成されます。

音を出すことができない理由

貝には、音を出すための器官がありません。つまり、貝が音を出すことはできません。

また、海水中は非常に高い音圧がかかります。そのため、貝が音を出しても、その音が海水に溶けてしまい、他の生物には聞こえなくなります。

そのため、世界中の海で貝の音を聞くことはできますが、それは全て他の生物の音を反射して聞こえているものであり、貝自体から音が出ているわけではありません。


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