七色の虹には、いくつかの秘密が隠されている

1. 虹の七色には順序がある

虹の七色は、赤・橙・黄・緑・青・藍（あい）・紫の順に並んでいることが一般的に知られています。これは、太陽光が大気中を通過し、屈折・反射・散乱することによって、色分けされた光が観測者に届くためです。

太陽光中に含まれる７色の波長の長さは、順番に短くなります。つまり、赤い光は紫色の光よりも波長が長いため、光が通過する際に先に散乱され、末尾に現れるということです。

虹ができる場合、それは太陽の光が水滴に当たり、一度屈折して反射し、また屈折して地面に当たることで生じます。このとき、一度できた光をもう一度反射すると、二重虹ができます。

また、二重虹は、反射光と太陽光の波長が異なっているため、一重の虹とは色が反転している珍しい現象です。

虹が現れる角度には、最大で42度という特別な角度があります。これは、太陽から見て、水滴から反射された赤色の光が42度の角度で見えるためです。

この現象を用いて、大気中の水分量がわかることがあります。たとえば、虹が低い角度で現れる場合は、雨が降りそうな兆候であると言われています。