日本の加工食品の歴史

江戸時代の味噌・しょうゆ

江戸時代には、味噌やしょうゆなどの発酵食品が普及していました。味噌は、発酵させた大豆や麦を研磨して作ったペースト状のもので、お味噌汁の材料として知られています。一方、しょうゆは、小麦と大豆をつぶして発酵させたもので、料理や卓上用の調味料として広まりました。江戸時代には、既に味噌・しょうゆの製造において、地域性や職人の技術によって様々な種類が作られていました。

明治時代のパン・ラーメン

明治時代に入ると、西洋文化の影響でパンが日本に入ってきました。最初は外国人や、海外に出ていた日本人たちが食べる程度でしたが、その後急速に広まっていきました。また、明治時代には、中国からラーメンが輸入されてきました。当時のラーメンは、麺を手捏ねしてから煮込む手間がかかるもので、高価な食べ物とされていました。

昭和時代のインスタントラーメン・カップ麺

昭和40年代に入ると、インスタントラーメンが発売されました。日本人がラーメンに親しんでいたこともあり、すでにラーメンは定番の食べ物となっていたため、一気に広まりました。さらに、昭和50年代に入ると、カップ麺が発売されました。湯を注ぐだけで手軽に食べられるカップ麺は、ビジネスマンや学生などにも大人気となりました。

平成時代の機能性表示食品

平成時代に入ると、健康志向が高まる中で、機能性表示食品が注目されるようになりました。機能性表示食品とは、健康に関する効果があるとされる成分が含まれた食品に、検証結果を表示して販売することを定めた制度です。機能性表示食品は、パンや飲料、スイーツなど、様々な商品に登場しており、健康志向の強い現代においてますます注目されています。


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