日本の切手には意外な秘密がある

切手に数字がある理由

日本の切手には、意外にも数字が描かれていることがあります。これは、切手に刻印される発行年月日を示す番号で、原則として1から12までの数字が使われます。この数字は、本来の発行月と関連があるとされています。

例えば、12月に発行された切手には「12」という数字が描かれています。しかし、このルールには例外があります。1989年4月から翌年3月までの期間、切手に数字が描かれなかったのです。これは、当時天皇が即位されたことを祝う切手が翌年4月に発行されることが確定していたため、数字を振らなかったと言われています。

日本の最高額切手とは

日本の最高額切手は、1枚500円の「特別配達郵便切手」です。この切手は、特別な郵便物（例えば、訴訟書類や公文書など）を送る際に使用されます。特別配達とは、通常の郵便と異なり、緊急性がある郵便物に対応するサービスです。この切手は、大変希少で、コレクターから高い値段で取引されることがあります。

切手の裏側に描かれる図案の役割

切手の裏側には、様々な図案が描かれています。これらの図案には、様々な意味が込められています。

例えば、日本の切手には植物や建築物、動物など、自然や文化に関するモチーフが多く使われています。これは、日本の文化や自然を世界に広く知ってもらうための取り組みの一環として、1950年代から積極的に図案化されるようになったからです。

また、海外の切手にも、政治的なメッセージを込めたデザインや、歴史的な出来事を描いた切手などがあります。これらの切手は、中にはコレクターから高額で取引されることもあります。