「第四の鳥居」と呼ばれるものがある

豆知識の説明

「第四の鳥居」とは、相撲の土俵にある鳥居のことで、正式名称は「手鏡山鳥居」といいます。この鳥居は土俵の四隅にそれぞれ一つずつ設置されており、力士が土俵に上がる前に「清々しい心と体で、竹藪と成り行け」という掛け声とともに、四つんばいになって通過しなければなりません。

第四の鳥居の由来

「第四の鳥居」の由来は諸説ありますが、最も有名な説は江戸時代に横綱・柳川稲庭が現在の「手鏡山鳥居」に腰をかけ休憩していたところ、庶民が通りかかり、勝手に座布団を奪ってしまったことがきっかけとなっています。それ以来、土俵に入る前に四つんばいになって鳥居をくぐることで、そのようなことが起こらないようにしたと言われています。

豆知識の補足

相撲において「第四の鳥居」という呼称は、明治以降に定着したもので、実際には鳥居の数について厳密に決められた規定はありません。ただ、四人対戦の相撲では四つの鳥居が必要になるため、「第四の鳥居」という呼称が生まれたと言われています。

また、横綱・寺尾の考えにより、「手鏡山鳥居」の前に「横綱土俵入り鳥居」という鳥居が設置されました。この鳥居もまた、手を合わせながら通過することが定められており、自分自身を律する精神を表しています。

以上、相撲における「第四の鳥居」についての豆知識でした。


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