世界初のチョコレートは飲み物だった！

まずはじめに

チョコレートといえば、今やスイーツとして世界中で親しまれていますが、実は最初に作られたチョコレートは、飲み物だったのをご存知でしょうか？そこで今回は、チョコレートの歴史についてご紹介します。

チョコレートは、紀元前2000年頃に、メキシコのオルメカ文明が発祥したとされています。当時のチョコレートは、辛味を効かせた粉末で、水やワインに混ぜて飲む飲み物でした。

チョコレートがヨーロッパに伝わったのは、16世紀のことでした。スペイン人征服者たちが、メキシコ帝国を征服した際に神殿で発見したチョコレートを帰国し、スペイン君主が贈り物としてヨーロッパに広めたのです。

当初のヨーロッパでは、チョコレートは高価な贈答品として扱われ、一般庶民には広まりませんでした。しかし、18世紀になりスペインにおいて製法が改良され、砂糖を加えることによりおいしいチョコレートスイーツが誕生しました。

現代においては、チョコレートは世界で最も人気のあるスイーツの一つとして愛されています。チョコレートの消費量は特にヨーロッパが多く、スイス・ドイツ・英国などの各国が、チョコレート消費量世界ランキングにおいて上位を占めています。

チョコレートは、メキシコ発祥の飲み物から、スペインの製法改良によって誕生したスイーツまで、長い歴史を持つ食品です。現代においても、その魅力は衰えず、多くの人に愛され続けています。