豆知識
ゴキブリは、胴体を二つにわけて逃げることができます。その胴体を二つに分けることを「オートトミー」と呼ばれます。この特性は、自己防衛のために進化したもので、捕食者から逃げる際に、自分が傷ついても逃げきることができるようになったことに由来しています。
詳細
ゴキブリは、成虫になる前に3回の脱皮を経験し、成虫になると、さらに1回脱皮します。脱皮することで新しい外骨格ができますが、この時、胴体を二つに分けることができます。もしゴキブリが捕食者に襲われた場合、逃げるために胴体を二つに分け、敵を混乱させます。このオートトミーは、ゴキブリの胴体が、互いに独立して動くことができるために可能になっています。
また、オートトミーが可能なのは、成虫に限られるわけではなく、若いゴキブリでも胴体を二つに分けることができます。ただし、新しい外骨格ができてくるにつれて、胴体を分けることができる場所が限られていきます。
ゴキブリのオートトミーは生き残るための有効な自己防衛策である一方、胴体を二つに分けた後も、捕食者から逃げきれなかった場合には、再生に時間がかかり、生き残りの確率が低くなることが知られています。
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