すしにまつわる豆知識

1. 「すし」は「酢し」からきている

「すし」とは、酢を加えたご飯に具材をのせた料理のことです。そして、「すし」の語源は、「酢し」という言葉にあります。元々は、発酵した酢を塗り込んだ生魚に米をのせ、そのまま保存していたものが、時が経つにつれて酢が米に染みこんだものが、「すし」と呼ばれるようになったとされています。

2. 「醤油」と「鮨」の由来の共通点

「醤油」と「鮨」は、言葉の由来に共通点があります。まず、「醤油」は中国起源の語で、「醤(しょう)」とは醤油麹から作られる調味料、「油(ゆ)」とは、豆腐や魚につける調味料を指します。また、「鮨」は、「魚」の漢字と「し」の音からきているとされています。

3. 寿司職人の肩書「師匠」と「米師」

寿司職人は、「師匠」と呼ばれることがありますが、実はもう1つ、肩書きがあります。それが「米師」。昔から、寿司職人は、お客様に提供するお米を扱う「米師」としても認められており、技術の習得や指導も行っていたのです。

4. 1貫がなぜ2カンマ9gなのか

寿司1貫の重量は、2カンマ9gと決まっています。なぜこのような計量なのかというと、かつて寿司が庶民の食べ物であった頃、1貫の寿司は、庶民が持てる最大の量であったからです。そして、その量が20両文(9g)にあたることから、2カンマ9gが寿司1貫の重量として定着したと言われています。


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