はじまりは百均百貨店
日本で最初に100円ショップとして知られるようになったのは、ダイソー(当時は「だいそ」と表記していた)でした。ダイソーは、1977年に大阪市西成区に1号店をオープンさせました。
当時のダイソーの販売目的は、長く続く問題となっていた「ダイレクトバイヤー問題」に対する対策です。この問題は、メーカーからドラッグストアやバラエティストアなどの小売店に商品が流れ込みすぎ、メーカー自身もその対応に苦慮するというものでした。
そこで、ダイソーは自社で直接買い付けを行い、自社で販売する「百均百貨店」をオープンさせました。当時は、100円ではなく50円〜100円程度の商品が中心でした。
100円ショップが成功した理由
ダイソーの100円ショップは非常に好評であり、アイデアや独自の商品開発などによって、多くのファンを獲得しました。他の企業も同様の100円ショップを展開するようになり、100円ショップブームが到来しました。
それでも、何故100円なのでしょうか?実は、ダイソーが100円を選んだ理由は、もともと適当に決めたものだそうです。当時の社長が「100円で買えるものを売りましょう」というアイデアを出し、それが現在の100円ショップの原点となっています。
現在の100円ショップ市場
現在、100円ショップは各地にある大手のダイソーやセリア、キャンドゥなどを始め、多くの企業が参入しています。価格帯も、100円ではなく、一部で105円や110円、120円などであることも珍しくありません。
また、変わり種商品や話題の商品が登場することも多く、100円ショップ巡りが趣味として人気を博すこともあります。
まとめ
現在の100円ショップは、ダイソーのアイデアから始まり、他の企業も参入し、非常に盛んな市場となっています。価格帯や商品種類はさまざまであり、多くの人々に利用されるショッピングスポットとなっています。
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