豆知識
馬の母親は、「種牡馬の母」と呼ばれ、種牡馬として有名な父馬と違って、あまりメディアに取り上げられることがありません。
詳細
馬は、大きく分けて 種牡馬 (せいぼば) と 繁殖牝馬 (はんぷくぼば) に分かれます。 種牡馬は牡馬 (おす) で、血統や能力が優秀なものが選ばれ、種付けをすることで後代に血を残します。一方、繁殖牝馬は、成熟してから繁殖用に用いられます。
繁殖牝馬は、義務付けられた妊娠の期間を過ごし、出産した仔馬を育て上げます。そして、繁殖牝馬は出産母馬 (しゅっさんぼば)、出産牝馬 (しゅっさんじょば)、種牡馬の母 (せいぼばのはは) と呼ばれます。これは、繁殖牝馬が人間の妊娠期間に相当する11ヶ月間を過ごし、安全に仔馬を出産し育て上げるためなのです。
しかし、種牡馬の母であっても、繁殖牝馬としての役割が終われば、生きている間は格別に特別な扱いを受けるわけでもなく、普通の馬として穏かに暮らします。
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