生きている木が吸う酸素量と放出する酸素量はほぼ同じ

木の呼吸とは

木は、私たち人間と同様に呼吸しています。しかし、木が呼吸するのは葉っぱの裏側の穴から空気を取り込み、その中に含まれる二酸化炭素と光合成によって作り出した糖や酸素を根や茎に運び、酸素を放出する、という過程です。

生きている木は酸素を吸っている?

しかし、実は生きている木が放出する酸素量は、吸い込んでいる酸素量とほぼ同じであることが知られています。これは、木が夜間にセルロースやその他の有機物を分解するために酸素を必要とするためです。このため、木が放出する酸素量が、吸い込んでいる酸素量とほぼ同じであるということが分かります。

まとめ

つまり、生きている木は、私たちが想像する以上に複雑な代謝活動を行っていることが分かります。ただし、これまでの研究から、森林が人工的に作られたものと比べ、自然に生み出された森林の方が酸素を放出しやすいことが分かっています。自然に育った森林が、地球上の酸素生産を支えているといえるでしょう。


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