ヨロッパカワウソは美味しい匂いがする？！

豆知識1：ヨロッパカワウソとは？

ヨロッパカワウソは、カワウソ科に属する哺乳類です。体長が50〜70cmくらいで、オスとメスで大きさはほとんど同じです。主にヨーロッパ、アジア、北アフリカに分布しており、河川や湖沼などの水辺に生息しています。

豆知識2：ヨロッパカワウソの匂いについて

ヨロッパカワウソは、嗅覚が非常に優れています。そのため、獲物を探すためにも、相手を認識するためにも、匂いに頼っているのです。そして、なんとその匂いは、人間にもわかるほど強いとされています。

ただし、ヨロッパカワウソの匂いというのは、人間が好むような香りではありません。通常、動物の匂いといえば、何となく生臭いイメージがありますが、何故かヨロッパカワウソの匂いは、コーヒーやチョコレートのような美味しい匂いに似ていると言われています。もちろん、それでも動物の匂いではあるので、好き嫌いはあるかもしれませんが、なんとなく面白い豆知識ですね。

豆知識3：ヨロッパカワウソを食べる文化

先程も述べたとおり、ヨロッパカワウソの匂いは、人間が好む香りとはいえず、急に食べたい！という人はなかなかいないでしょう。しかし、ヨーロッパでは一定のおいしさがあるとされ、食用としても取り扱われています。

具体的には、ノルウェーやフィンランド、スウェーデンなどで、ヨロッパカワウソの肉を使った料理があります。ただ、種としては保護されているため、法律で厳しく規制されている場合が多いようです。

また、日本でも東京都郊外にある「江戸東京たてもの園」では、ヨロッパカワウソを味わえるイベントが開催されることがあるとか。これは一種の「洋食フェスティバル」のようなもので、ヨロッパカワウソとともに他のヨーロッパの料理が楽しめるそうですよ。