すこし得する？！「箸」にまつわる豆知識・雑学

1. 箸の種類によって取り方が変わる

世界中で使われる箸の種類は様々ですが、それによって取り方も異なります。中国の箸は平たく、日本の箸は細く、韓国の箸は長く、それぞれの箸に合わせた持ち方が必要です。また、日本では料理によっても箸の持ち方が異なります。寿司や刺身などの生ものは箸の先端を使い、熱々の料理は箸の中央部分を使って持ちます。

日本では、箸の長さには役割があります。お届け物やお子様用の箸は短く、一般的な箸は長さが23cm程度、祭りなどで使う特別な箸は30cm以上の長さがあります。また、国宝とされている逆転の発想を使った「逆転ひしゃく」は、長さが約4.5mもあるそうです。

日本では、箸による食事のマナーには禁忌があります。一般的には、箸の穂先を突っ込むような行為や、箸の先で食べ物を刺すような行為は避けるべきです。また、箸を噛んだり、箸の先を向けてしまったりすることも禁忌とされます。

世界中で食材に用いるとされる種が、絶滅の危機に瀕していることが多い中、箸に使われる材木には、絶滅危惧種のものが含まれていることがあります。日本の箸の代表的な材木である「縞楊枝（しまようじ）」は、アフリカ原産で、その人気から森林伐採が進み、輸出規制がかけられるなど、現在でも深刻な問題となっています。

上記のように、箸には様々な豆知識・雑学があります。日常生活で使うことが多い箸ですが、その使い方や材木にも気をつけて使っていくことが大切でしょう。