稲荷大社の規模と歴史
伏見稲荷大社は、京都市南部に位置する日本で最も有名な神社の一つです。毎年数百万人の参拝者が訪れ、多くの外国人観光客にも人気があります。
稲荷大社は、8世紀頃に創建されたとされています。当時の伏見は、京都を支える重要な港町でした。そのため船乗りや商人などから信仰を集め、稲荷信仰の中心地となりました。現在では、日本の各地に稲荷神社があるため、伏見稲荷大社を「稲荷信仰の総本山」と呼ぶこともあります。
稲荷大社は、約10万坪の敷地を持ち、多数の末社や境内社を有しています。また、神社の中には「春日神社」「八坂神社」「天神社」など、他の神社が祀られている場所もあります。
赤い鳥居がある「千本鳥居」とは?
伏見稲荷大社と言えば、「千本鳥居」が有名です。この赤い鳥居は、2基の石柱の間に横木を渡し、それに鳥居を取り付けた形式を「鳥居」と言います。伏見稲荷大社には、千本以上の鳥居が建てられており、「千本鳥居」と呼ばれています。
千本鳥居が建てられたのは、昭和30年代以降のことです。それまでは、単純な形式の鳥居が建てられていました。しかし、千本鳥居が建てられると、一気に伏見稲荷大社の知名度が上がり、多くの観光客が訪れるようになりました。
狛犬の彫刻に込められた意味
伏見稲荷大社には、2体の「狛犬」が鎮座しています。狛犬は、神社の入り口に置かれる像で、犬の造形をしています。
狛犬の右側に置かれる「男狛犬」は、口を開けて「ア」と唸り声を上げ、邪気を払います。一方、左側に置かれる「女狛犬」は、口を閉じているため、邪気が入ってこないように守ります。
これは、「陰」と「陽」のバランスを取り入れたもので、邪気を払い、守りをつけることで、人々の安全を願ったものです。また、「男狛犬」と「女狛犬」にそれぞれ明確な役割を割り振っていることでも注目されます。
まとめ
伏見稲荷大社は、日本を代表する名所の一つであり、多くの人々に愛されています。多数の末社や境内社、千本鳥居、狛犬など、様々な見どころがあります。ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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