ボタンは元々、装飾品であった
実用的な服飾用ボタンが登場する前、ボタンは主に装飾品として使われていました。ビーズや貝殻を並べたり、玉石を用いて描かれた複雑な図案が施されたものもありました。
実用的なボタンが登場する
ボタンが衣服に使われるようになったのは、中世の頃からです。当時のボタンは、金属や宝石、象牙などで装飾されたもので、高価なものが多かったため、一般庶民には使われませんでした。
ボタンに改良が施される
19世紀に入ると、工業化が進み、ボタン製造技術も向上しました。当時は、シャツやブラウスの襟元などに使われていたスタッドという金属製品に変わって、樹脂製やナスカン式といった、現代のボタンに通じる形状のものが登場しました。
ボタンが愛される
現代に至るまで、ボタンは衣服の基本的な構成要素の1つとして君臨しています。また、ボタンには、経年変化や製造技術、材質などによるバリエーションがあり、コレクション品としても人気があります。
ボタンは、装飾品から実用品に進化し、現代に至るまで愛されるアイテムとして存在しています。
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