天気予報に登場する「隠れ台風」とは？

隠れ台風とは？

隠れ台風とは、本来あまり強くない台風が、他の低気圧と合体することによって急激に発達し、突然台風になる現象のこと。このため、予想されていなかった急激な台風の発生を伝える際に「隠れ台風」という表現が使われることがある。

隠れ台風の発生原因

隠れ台風が発生する原因は、低気圧と台風が「一つの気圧配置」として位置付けられ、合体することによって起こるとされている。これを「フュージング（fusing）」と呼ぶ。また、台風が発生するためには海水温が28℃以上必要であるため、これによって通常の低気圧が突然発展することにも繋がると考えられている。

隠れ台風の例

2017年7月下旬に発生した「平成29年台風第5号」が隠れ台風として注目を集めた。当初、この低気圧は「急速に発達しない雨雲」として天気予報に報じられていたが、やがて台風5号に発展し、西日本に大雨をもたらすことになった。

まとめ

隠れ台風は、他の低気圧と合体することで急激に発達し、突然台風になる現象のことを指す。このような台風が発生する原因は、一つの気圧配置に位置付けられることによって、合体して発生することが多くみられる。注意して天気予報をチェックし、災害に備えることが大切である。