世界最古のワインが発掘された！

背景

最近、グルジアの南部にある紀元前6000年代からの古代村落で、世界最古のワインが発掘されました。発掘した壺からは、108リットルのワインが見つかりました。これは、今まで発見されていたワインの中でも最古のものとなります。

グルジアは、世界で最も古く、伝統的なワイン生産国の1つです。グルジアの伝統的なワインは、陶器の壺の中で発酵・貯蔵されます。このワイン壺は、”クヴェヴリ”と呼ばれます。

発掘されたワイン壺は、紀元前6000年代のものであり、その中に含まれる化学物質の分析から、ブドウ、サクランボ、野イチゴなどの果物と、野生の葡萄の実が使用されていたことが判明しました。また、ワインの色合いは、濃紫色であったことがわかっています。

グルジアは、世界最古のワイン生産地の1つであり、今回の発掘は、その歴史的な価値を物語るものとなりました。また、発掘されたワインの特徴から、紀元前6000年代にもすでにブドウや野イチゴなどを使用してワインが作られていたことがわかり、人類の飲料文化の発展を考えさせられます。