植物の花粉は風で飛んでいる！

豆知識１：花粉が飛ぶ仕組み

植物の花粉は、風や昆虫などの手段で他の花や植物に運ばれて、受粉させることで新しい種子を作り出すための重要な役割を持っています。

特に、風によって運ばれる花粉は、軽い特徴を持っており、長い距離でも舞い上がることができます。そのため、風媒花（ふうばいか）と呼ばれる花でよく見られます。

豆知識２：花粉症の原因にもなる

また、この飛散した花粉は、人間にも影響を与えることがあります。花粉症の原因としても知られる、木や花などの花粉が、季節ごとに大量に飛散するためです。

花粉症には、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れますが、これは花粉が体内に入って、抗体が体を守ろうとするために症状が現れるとされています。

豆知識３：飛散する花粉の量は？

風媒花の中でも、春先によく見られる松やスギなどの花粉量は多く、1立方メートルあたり1万5000個から1億個もの花粉が飛び交うとされています。

この一方、柿の花粉は、1立方メートルあたり約50個しか飛ばないとされているため、花粉症対策には、自分にとってどの花粉が多いかを知ることが大切なのです。