猫の目には可視光線以外の光線を反射する「反射層」がある
猫の目には通常の哺乳動物と同じく、虹彩、網膜、角膜などの構造があります。しかし、猫の目には通常の哺乳動物にはない「反射層」と呼ばれる部分があります。この反射層には、現在知られている哺乳動物では猫だけが持っています。
反射層が可視光線以外の光線を反射する仕組み
この反射層には、猫が見えない紫外線、青色光、緑色光などの光線を反射できるタペタム細胞が含まれています。
猫の目に入ってくる光は、虹彩などの屈折によって網膜に届きますが、その一部はタペタム細胞によって反射され、再び網膜を刺激し、より明るく、はっきりとした映像を見ることができるようになっています。
反射層が光る仕組みは落雷と同じ
猫の目が光る様子は、落雷と似た仕組みで起こっています。落雷では、雷の光が雲の中で静電気を発生させ、その静電気が地球に向かって放電し、大きな音と共に光ります。そして、猫の目に光が反射される時にも、似たような現象が起こっています。猫の目は、暗い場所で光を反射することで、猫の狩猟能力を高めているとされています。
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