聖書の言語について
旧約聖書はヘブライ語で書かれていますが、一部アラム語が使われています。例えば、エレミヤ書からダニエル書にかけての一部の箇所や、エズラ書およびダニエル書の一部の箇所が主にアラム語で書かれています。
新約聖書は主に古代ギリシャ語(コイネー・グリコ語)で書かれており、当時の国際共通語として使われていました。
ヘブライ語の特徴
ヘブライ語は、アブラハムの息子イサクが最初に話したとされるセム語族に属する言語です。モーセの時代には、既に古代の言葉となっており、ヘブライ人の間では特別な聖書語として使われていました。
ヘブライ語の特徴は、右から左に書かれること、母音が表記されない点です。母音が表記されないため、同じ文字列でも意味が異なる言葉が存在することになります。
アラム語の特徴
アラム語は、旧約聖書の時代に中東で使われたセム語族に属する言語です。アラム語は、当時の国際的な言語として広く使われていました。
アラム語は、ヘブライ語よりも母音が豊富にあり、また、多彩な変化を持つことが特徴です。そのため、アラム語は、会話に適した言葉であり、事務処理に適した言葉としても使われました。
以上が旧約聖書の言語についての豆知識でした。
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