概要
「ウオロクソウ」という花が世界で最も小さい花とされています。この花は、日本の神奈川県にある伊豆諸島のブニシマ島に生息しており、花の大きさは直径1ミリメートル以下とされています。
特徴
ウオロクソウの花は、洋ナシ型の白い花弁を持ちます。花の中心には、黄色い雄しべや紫色の雌しべがあります。また、葉っぱは細長く、やや革質で、葉脈もはっきりと現れています。
命名の由来
「ウオロクソウ」という名前は、ブニシマ方言で「イグサのような植物」という意味がある「ウオロ」と、花であることを示す「クソウ」という言葉を組み合わせたものだとされています。
難しい環境での生育
ウオロクソウは、ブニシマ島の低地にある湿った場所など、比較的限られた場所でしか見ることができません。また、花期も短く、普段は葉っぱだけが見られます。
豆知識
ウオロクソウは、ブニシマ島の固有種であり、人工的に増やすことができません。そのため、絶滅危惧種に指定されています。また、ウオロクソウの花粉は、直径わずか0.1ミリメートルほどしかなく、花粉を見つけるのは非常に難しいとされています。
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