世界初のコンピュータウイルスは何だった?

コンピュータウイルスの登場

1971年、アメリカのコンピュータ技術者がメールで送信されたプログラムに、意図的にウイルスを仕込んで送りつけるという実験を行ったことが、世界初のコンピュータウイルスの登場と言われています。この実験で使用されたウイルスの名称は”クリスマスの贈り物”(The Christmas Gift)というものでした。

ウイルスの機能

このウイルスは、IBMの大型コンピュータであるSystem/360を対象に作られており、メモリ上にプログラムを複製し、そのプログラムを実行することで、コンピュータの動作を妨害するという機能を持ちます。このウイルスは、複製機能と動作妨害機能の2つを持っており、現代のコンピュータウイルスの原型とも言えるものでした。

影響

このウイルスは、実験のために作られたものであり、特定の被害者を狙っていたわけではありません。しかし、当時のコンピュータ技術が発展途上であったため、ウイルス感染の可能性を考えることもなく、このプログラムを受け取った多くの人々が、自分たちのコンピュータ上で動作させてしまいました。そのため、世界中の多くのコンピュータにウイルスが拡散し、その影響は計り知れないものとなりました。

まとめ

世界初のコンピュータウイルスは、1971年にアメリカで作られた”クリスマスの贈り物”というウイルスでした。このウイルスは、複製と動作妨害の2つの機能を持ち、多くのコンピュータを感染させました。現代のコンピュータウイルスの原型とも言えるこのウイルスの登場により、コンピュータセキュリティの重要性が認識されるようになってきました。


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