鼓膜の働きとは?
人間の鼓膜は外部から入ってくる音を受け止め、中耳や内耳へと伝える役割を担っています。
鼓膜は、外側が三角形で内側が円形の形状をしており、厚みは0.1mmほどです。この極めて薄い膜が、外部からの音を受け止めることができるのです。
鼓膜の敏感さとは?
鼓膜は、極端に小さな振動でも反応するように作られています。
例えば、鼓膜が振動する力は、約1/10,000万の力しか必要としないとされています。そのため、鼓膜が音楽を聴くのに十分なほど敏感にできているのです。
鼓膜の敏感さを生かすことができるもの
鼓膜の敏感さを利用したものとして、ボーイル法があります。これは、耳鼻科で使われる検査方法の一つで、鼓膜が振動することにより、内耳の異常を調べることができます。
また、最近では鼓膜を利用した新しい音声認識技術が開発されています。人の話し声を鼓膜で検知し、音声認識することで、周囲の騒音があっても正確な認識が可能になるといわれています。
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