クリスマスケーキの歴史
日本のクリスマスケーキは、明治時代にキリスト教宣教師が日本に持ち込んだ「プディング」という洋菓子がルーツとされています。当時のプディングは、バターや生クリーム、砂糖を使わず、果物やナッツをたっぷりと使用した重い食感のものでした。
しかし、1920年代以降になるとバターや生クリームを使ったフルーツケーキが、クリスマスに贈り物として現れ始めます。当時の日本では、普段高価で手に入りにくかったバターと生クリームを使ったケーキは、贅沢品として大いに喜ばれました。
フルーツケーキではなかった!?
ところが、実は元々の日本のクリスマスケーキは、フルーツケーキではありませんでした。1940年代から50年代にかけては、アメリカンフードの流行もあり、パイやショートケーキなどもクリスマスには重宝されました。また、頑張って手に入れたジャムや干し柿を使った「マーマレードケーキ」も、当時は一般的なクリスマスケーキのひとつでした。
現在、日本ではフルーツケーキが定番となっていますが、歴史的にはさまざまなクリスマスケーキが存在したことがわかります。
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