世界最古の髭を持つ人物は誰？

1. 髪の毛の生える細胞には寿命がある

人間の体には、細胞分裂によって不断に更新される「幹細胞」と、一生涯同じ機能を担い続ける「分化細胞」があります。髭や頭髪などの毛の生える細胞は分化細胞になるため、一定期間が経つと寿命が尽きた細胞は抜け落ち、新しい細胞が生えてきます。

紀元前25世紀ごろ、エジプト第五王朝の王プサムテク1世は、幅広い頬骨の下に大きな髭を蓄えた人物として知られています。彼の髭は紀元前2500年ごろのものであると考えられ、世界最古の髭として知られています。

髭には、個人差や文化差はあれど、ある程度の「共通点」があると言われています。たとえば、「口ひげ」を蓄える男性は、自己主張が強い傾向があるとされています。また、「ひげを剃る」文化が根強かった日本では、清潔感や清潔さを重視する傾向が強いため、きちんとしたひげの手入れが必要だとされています。

もちろん、雑学的なサイトで紹介されるような「顔と髭の形から性格を読み取る」というのは科学的な根拠が乏しく、統計的にも示されたものではないので注意が必要です。