世界一高い山には冠雪帯がない

冠雪帯とは?

山の高度が高くなると、気温が下がり、空気が薄くなります。そのため、山頂には常に雪や氷がある場合があります。しかし、冠雪帯とは、山頂に雪や氷があるだけでなく、標高の低い部分にも雪や氷が残っている地域を指します。

世界一高い山とは?

その存在は誰もが知っていると思われる「エベレスト」こと「珠穆朗玛峰」です。標高8,848メートルの山頂は、世界で最も標高が高い地点のひとつです。

なぜ冠雪帯がないの?

珠穆朗玛峰は、北緯28度の中緯度帯に位置しています。そのため、山頂付近は極地や高山帯に比べると温暖です。また、常時風が強く吹き抜け、温度が下がりにくいという特徴もあります。これが、なぜ冠雪帯が存在しない理由のひとつに挙げられます。

さらに、シャーロット峰という山の麓には「陸地の最低点」と呼ばれる、海抜約-130メートルの地点があります。これにより、珠穆朗玛峰の高度は通常考えられているよりも実際よりも約2,000メートルしか高くないと考えられます。つまり、珠穆朗玛峰が冠雪帯を持っていない理由は、その標高が実際にはそれほど高くないからだとされています。


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