なぜ日本語の文字には「ん」があるのか?
日本語には、唯一「ん」のような文字があります。なぜ、「ん」が必要なのでしょうか?
実は、「ん」は、口蓋鼻音(こうがいびんおん)という言葉の一部分を表すのに使われます。これは、日本語における音韻(おんいん)の一つで、口の奥(かおのおく)の粘膜(ねんまく)と喉(のど)の間(あいだ)で音が鳴るというものです。
この音韻のために、「ん」が必要となります。例えば、「かん」という単語は、先頭の「か」と「ん」が合わさって初めて成立します。もし、「ん」の文字がなければ、このような言葉が出てこなくなってしまいます。
「あけましておめでとう」という言葉はどこから来たの?
「あけましておめでとう」という言葉は、一般的に新年(しんねん)のあいさつとして使われます。
しかし、この言葉が使われるようになった時期や由来については、正確にはわかっていません。いくつかの説がありますが、定説はありません。
一つの説によると、「あけましておめでとう」という言葉は、元々はキリスト教(きりすときょう)の「メリー・クリスマス(メリークリスマス)」という言葉が日本に入ってきたことが起源とされています。これが新年のあいさつに変化する過程で、「明ける(あける)」という言葉が加わり、「あけましておめでとう」となったという説です。
別の説では、奈良時代(ならじだい)になってから、日本の風習として「年神(としがみ)」を祀(まつ)るようになりました。そして、この儀式の中で「あけましておめでとう」という言葉を使うようになったという説もあります。
「しりとり」のルールって、実はルール違反があるの?
「しりとり」といえば、日本の定番遊びの一つですが、実はルール違反があるのをご存じでしょうか?
一般的には、次の人が言う言葉の最後の文字を使って、新しい言葉を言うというルールになっています。
しかし、このルールだけだと、例えば「ねこ→ころす→すし→しめじ」というように、同じ「す」で終わる言葉が続いてしまったり、同じ言葉が何度も繰り返されたりということが起こってしまいます。
そこで、正しいルールとしては「変わり字(かわりじ)を使う」ということが挙げられます。例えば、先ほどの「ねこ→ころす→すし→しめじ」の場合、途中で「す」から「み」に変えることで、「ねこ→ころす→すし→しめじ→じゃがいも」などと続けることができるのです。
以上のように、「しりとり」にも正しいルールがあるため、知っておくとより楽しめるかもしれませんね。
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