紙幣と硬貨の材質の豆知識

紙幣編

日本の紙幣は、現在は全てポリマー製です。それ以前は紙製でしたが、破れやすく偽造されやすかったため、より耐久性のあるポリマー製に変更されました。

海外では、アメリカの1ドル札は紙製ですが、ほとんどの国でポリマー製が使用されています。中でも、オーストラリアの紙幣は、透明な透かしや光沢など、デザイン性にも優れたものが多く、世界的に有名です。

硬貨編

日本の硬貨は、一円玉・五円玉・十円玉・五十円玉は銅合金、百円玉はニッケルと銅の合金、五百円玉は銅と亜鉛とニッケルの合金でできています。

銅合金は一円玉から五十円玉まで使用されている理由は、腐食に強く、加工性がよいためです。一方、百円玉には純度の高いニッケルを使用しているため、高価な価値があるとされています。

また、海外では、アメリカの25セント硬貨は、銀と銅の合金でできており、一部硬貨においては実際の金属価値よりも高い価値がつくこともあります。